紙媒体からの情報漏洩は印刷のログ管理で防ぐ!

情報漏洩の発生源はメールを経由したウイルスやサーバーへの不正アクセスといったネットワーク経由というイメージが強く、パソコンやUSBメモリなどの対策は多くの企業が導入しています。しかし情報漏洩の発生源で最も多いのが印刷した紙媒体です。紙媒体の管理は、数が多く手間がかかり収拾がつかなくほとんど対策がされていません。

漏えいしやすい紙媒体

紙媒体は非常に利便性が高いです。印刷してしまえば専用の機器を必要とせず、かさばらず、持ち運びしやすい。逆にその利便性の高さゆえに情報漏洩の危険性が高まります。
外出時に置き忘れ・盗難があったり、裁断せずに捨ててしまったりして情報が漏えいするのが良くあるケースです。他にも故意に情報を持ち出そうとする人がメールやUSBではなく持ち運びしやすい紙媒体で持ち帰るなども考えられます。

依然多い紙媒体からの流出

情報漏洩の発生源は2013年には情報セキュリティインシデントの7割を占めていました。
その後漏えいリスクが紙媒体からインターネットへ移り、減ってはきましたが2016年においても依然5割の発生源となっています。※1
※1日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)情報セキュリティインシデントに関する調査報告書

紙媒体の情報漏洩対策はログ管理

紙媒体の情報管理は印刷のログ管理をすることで、いつ、だれが、何を、印刷したのか正確に把握し、もし情報漏洩が起きた場合の原因特定につながります。
印刷のログ管理をしていることをあらかじめ従業員に知らせておけば、故意の情報漏洩への抑止力となります。
副次的な効果として無駄な印刷を防げます。色数も確認することが可能なサービスもあるので、カラーが必要ない印刷物を管理でき、コストの管理も可能です。
印刷のログ管理を行うことでより安全なセキュリティ体制の構築が可能となります。